シーボルトコレクション。
わくわくする、大博物学の時代へ。


シーボルトが収集した資料をもとに、テミンク、シュレーゲルといった魚好きにはおなじみの学者によって編纂された『日本動物誌：魚類』（ファウナ・ヤポニカ／1833-55）。その魚譜を400dpiの高精細・昇華型プリントで再現しました。日本の魚類学・博物学の原点となった図鑑の世界をお楽しみください。


【特徴】
●色あいは経年変化も含めてなるべく忠実に再現。
●学名は当時の旧学名を掲載しています。
●単体の魚は、魚種ごとの記載文（フランス語）を掲載。
●素材はポリエステル100%（4.4オンス）。
●美しく長持ちする昇華型プリントです。

【シーボルトコレクションについて】
今から200年ほど昔、長崎の絵師・川原慶賀という人が、来日して医学などを教えていたフォン・シーボルトの求めで、長崎周辺で獲れた魚の絵を描き始めました。

それはシーボルトが収集した標本とともにヨーロッパに渡り、1833年にオランダのライデン博物館で『日本動物誌（ファウナ・ヤポニカ）』という図鑑になりました。

これが西洋的な手法で初めて分類された日本の動物図鑑であり、日本の博物学や魚類学のルーツとなりました。

編纂したテミンクとシュレーゲルは23年の歳月を魚図鑑の作成に捧げ、現在でもマダイ（Pagrus major (Temminck & Schlegel)）やシロギス（Sillago japonica Temminck & Schlegel）など、多くの身近な魚の学名にその名をとどめています。

今回お届けするシーボルトコレクションは、この『日本動物誌（ファウナ・ヤポニカ）』に掲載された図譜を慎重に採譜し、現代の鑑賞に耐えるように最小限の加工を施したもので、その原画の多くは川原慶賀の手によるものといわれています。

風を受けて走る帆船が大海原を超えていった時代の、世界の謎を解き明かす博物学の夢とロマンを、感じてみていただけますと幸いです。


【商品説明】
原本をなるべく忠実に再現するために、8種類ほどのTシャツでテストしたところ、白がきれいであることと、印刷の精密さが飛び抜けていたことから、『ポリエステル＋昇華プリント』となりました。

ポリエステルはコットンに比べて型崩れしにくく、経年による黄ばみが出にくいことや、乾きが非常に早いことが特徴です。また、紫外線遮蔽率は90％に達します。

昇華プリントは、生地そのものにインクを浸透させるため、一般的なインクジェットに比べて、高精細で耐久性に優れる特徴があり、写真印刷に最適とされています。ただ、高熱には強くありませんので、アイロンや乾燥機の使用はお控えください。

本製品は『日本動物誌 Fauna Japonica 魚類』（京都大学理学部所蔵）を加工・改変して使わせていただいています。魚は現代の感覚に合わせて、原則左向きとしています。

※ご注文時にサイズをお間違えになりますと、工程上キャンセル・変更ができませんので、ご注意ください。
※通常、7日間ほどでの発送となりますが、製造の事情により少し時間がかかることがございます。
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